Concept

暮らすトコロマーケット –つながる 交わる くらしと手しごと‐ 暮らすトコロマーケット –つながる 交わる くらしと手しごと‐

開催にあたって その趣旨とテーマ


日々、私たちは選択をしながら生活しています。

食べるもの、着るもの、生活の道具や細々としたモノなど…。それがどこの誰が作ったものなのか、

どこで作られたのか、どんな想いを込めて作られたものなのか、どのような目を通して選ばれたものなのか-。

それらを選択するということは大袈裟に云えば、その人のライフスタイルを選択していること、とも云えるかもしれません。

安くてお手軽なモノが溢れる昨今、海外の工場で大量生産によって作られた商品たちは、モノの価格を下げ、

それ自体は私たち消費者の生活を潤してくれているかのようにも思われます。しかし、それは大量生産・大量消費

というサイクルを生み出し、様々な問題も突きつけています。

 

・モノの命を大事に使いきること。

・「安いのでとりあえず」ではなく、使い込むうちに愛着や味わいや風合いが増す、そんなものを長く大切に愛用すること。

・出来る限り生産者の分かるものを選ぶこと。

・地元で採れた産品を商品化している地産地消団体や商店を利用する。

・環境に配慮した商品や企業の姿勢、ポリシーにも気を配る。

 

それらのことは、日々の生活と自分、そして生産者と地域、人とモノとの関係を慈しむということに他ならないと思います。

今、本当に見つめ直すべきことは、グローバリゼーションからローカリゼーションへ、つまり、地元・地域へ目線を転じること、

そして作り手が思いを込めて作ったモノが直接、生産者から消費者の手に渡る‐ そんな笑顔の連鎖が生まれることなのでは

ないでしょうか。

かつては「三八の市」(※注釈)という市が定期的に開かれ、県南部や多摩地区の物産、農商の集散地として賑わった

私たちの街、所沢。地元で採れた産品や職人たちが製作したものを持ち寄り売り買いした、かつての市の賑わいを

若手個人店主やクラフトマンが集い、「現代版のマーケット・マルシェ」として再興できたら・・・というこの街が

歩んできた歴史へのリスペクトもこのマーケットには込められています。

日々の暮らしと私たちの「暮らすトコロ」を見つめ直す、そんな、ささやかなきっかけとなれば幸いです。

 

暮らすトコロマーケット実行委員会

 

【注釈】三八の市
古くは徳川時代の昔から、現在の金山町、銀座通りにかけて毎月、三の付く日と八の付く日に定期的に市が開かれた。

市には農産物や絹織物、陶器の他、茶や日用品、古道具などが並べられ、縁日や見世物小屋も立ち、別名「所沢のボロ市」

などとも呼ばれ、近隣のまちから多くの人が訪れ賑わった。戦後は実蔵院の参道で植木市が開かれるのみで、時代と共に

次第に廃れていった。